2月4日から開催され、今大注目されている北京五輪♪
日本人選手の活躍も素晴らしいです!
しかし、中でも今回話題となっているのが、スキージャンプ高梨沙羅選手のスーツ違反。
今回はメダル候補と言われていた、高梨沙羅選手のスーツ違反について調べてみました。
目次
高梨沙羅はなぜ失格?理由はスーツの大きさで中国の陰謀とも?徹底調査!北京五輪
今回失格となったのは、新競技であるスキージャンプ混合団体。
日本だけではなく、他の国でも失格者が相次ぎました。
大混戦を生んだスーツの規定違反とは、どのようなものなのでしょうか。
スキージャンプのスーツ規定とは
スキーのジャンプは、助走するスピードや高所からの落下という要素だけではなく、風を受けて体を持ち上げる「揚力」も飛距離に大きく影響します。
揚力を得やすい向かい風が有利で、追い風だと不利になるため、風向きで点数を加減するウインドファクターという採点基準もあるくらい。
なので、選手が着ているジャンプスーツは、その揚力を受けるツールとしてさまざまな規定があるそうです。
全日本スキー連盟のガイドラインによると、選手は下着一枚で両腕を水平に広げ、股下や体の周りなどあらゆる場所を計測され、スーツ寸法と体のサイズが一致しないといけない。誤差は数センチと厳しい。遠征で体がやせて、スーツ違反になることもあるという。
掲載元:https://www.tokyo-np.co.jp/article/158893
スーツ規定は、その都度ルールが更新され続けているそう。
今大会での誤差は、男子は1〜3cm、女子は2〜4cmとなっています。
【北京五輪】高梨沙羅はなぜ規定違反に?
では、今回なぜ高梨沙羅選手はスーツ規定違反となったのでしょうか。
高梨沙羅選手のコーチである、鷲澤コーチによると・・・
高梨が違反となったのは、スーツの太ももまわりが「規定より2cm大きかったためです」(鷲澤徹コーチ)。
掲載元:Number Web
太もも周りの誤差が原因のようですね。
しかし、高梨沙羅選手のスーツは、2月5日に行われたノーマルヒルのときと同じものだったそう。
なぜ、2日前のスーツを着用していたのにも関わらず違反となってしまったのか。
そこには、このような原因がありました!
体重をキープし体型を保つのは容易ではないし、標高約1600mで気温が極度に低かった影響も示唆する。
「試合前にトレーニングして、筋肉が膨らんでパンプアップ(トレーニングで一時的に筋肉が増すこと)するのですが、標高が高くて寒さが厳しい分、うまくパンプアップできなかったのではないか」
掲載元:https://number.bunshun.jp/articles/-/851970?page=2
2日前には違反にならなかったスーツでさえ、気候の変化で、体に合わなくなってしまい、違反となるのは驚きです。
【北京五輪】スーツ規定違反は中国の陰謀?
そして、もう1つ話題となっているのが、今回のスーツ規定違反は中国の陰謀ではないかというものです。
今回のスーツ規定違反は日本だけではなく、優勝候補であるドイツ、オーストラリアの選手も違反となっています。
ニュースでも、同じく失格となったノルウェー選手が「通常の測定方法ではなかった」という意見や、ドイツの監督が激怒していることなどが報道されました。
そして、開催国である中国は、スキー団体では飛型点で20点満点を出しています。
このようなことが重なり、ネットでも中国の陰謀説が過熱しています。
思い出せば腑が煮え繰り返る!どう考えても中国🇨🇳とIOCの陰謀しか考えられない!高梨沙羅選手が可哀想で仕方ない。検査するんだったら、全選手すべきであって、なぜ高梨沙羅なのか?ジャンプは日本選手の不利のルールばかり。それにスパッツまで脱がされて、セクハラではないのか😤💢💢💢
— MUSASHI (@Musashi073211) February 12, 2022
いま、ジャンプ混合団体のスーツ規定違反の事をやってたけど、性格がひねくれたオッサンが個人的に思うのは多分“ロシア”にメダルをプレゼントする陰謀があったんじゃないかなと。中国のお友達だしな。それに不運にも高梨沙羅選手が巻き込まれてしまった。ホントに高梨沙羅選手がかわいそうで仕方ない。
— まーさん (@SnpHhVgT7i6hEX3) February 11, 2022
いやいや、高梨沙羅選手スーツ違反で失格って、なぜ飛ぶ前に判明しないのか?選手だけでなくスタッフも確認しているはず。
となると、おそらくこれってオリンピック委員会か中国の陰謀しかありえないんじゃないの?って思ってします。
酷すぎる。#スキージャンプ混合団体 #北京オリンピック— コウイチの日常 (@kou1_bassist) February 7, 2022
中国の陰謀説の真相は謎のままです・・・
高梨沙羅のSNSが話題に
高梨沙羅選手は、9日自身のSNSを更新しています。
「日本チームのメダルのチャンスを奪ってしまった」「皆様を深く失望させる結果となってしまった」と謝罪。「誠に申し訳ありませんでした」「私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実です」「深く反省しております」(原文まま)などとつづった。
掲載元:https://www.chunichi.co.jp/article/415471
この発信を、英ロイター通信は驚きを持って伝えています。
「高梨沙羅が、ジャンプ混合団体で、日本のメダル獲得の望みを打ち砕いたスーツ規定違反を、多くの人々の態度とは反対に謝罪した。他の人々が物議を醸した失格に怒っているのとは、あまりにも対照的だ」
掲載元:https://www.chunichi.co.jp/article/415471
高梨沙羅選手自身が一番悔しい思いをしているはずなのに、日本チームのことや応援している人たちのことを一番に考えている発信でした。
このSNSの発信は、高梨沙羅選手の優しい人柄が溢れ出ていますね。
【高梨沙羅】混合団体のメンバーからも激励!
今回は、失格となってしまった高梨沙羅選手ですが、スキージャンプ混合団体のメンバーからも激励の言葉がありました。
佐藤幸椰選手は、自身のSNSで
あなたがもたらした喜びは数えきれない。だから’スキージャンプ,には今もこれからもあなたが必要。
時間はかかっても、顔を上げて周りを見渡して欲しい。
そこにはあなたが与えた’喜び,で満たされた沢山の人がいる。
…
…
…
さぁ、今日も私は良い準備をします。
09.Feb.2022 Yukiya Sato❄︎
— YUKIYA SATO/佐藤幸椰 (@Jump8YukiyaSato) February 9, 2022
と、更新しています。
伊藤有希選手は・・・
女子の伊藤は高梨と長年世界で戦ってきた同士。「決して彼女の問題ではない」と寄り添った。(共同)
と、コメントを残しています。
そして、高梨沙羅選手と同級生である小林陵侑選手のハグも話題となっていますね!
そんな小林は同い年で傷心の高梨を励まそうとハグするなど、優しさを見せた。
「2本目、沙羅もすごくいいジャンプをしていましたし。本当に強いなと思いました」
掲載元:https://number.bunshun.jp/articles/-/851999?page=1&_gl=1*1y2zqs7*_ga*YW1wLXFPTFBHWWUtY1RzUUczR1hTN2tWTFVhOFFkZ0pyUk1WM1VoM1YyY0ZNU28waWFtbzk0T2J4bFpCSWM2eTFnZGo.
惜しくもメダル獲得には至りませんでしたが、4人の健闘もあり、4位入賞となりました!
4人の絆を感じた方も多いのではないでしょうか♪
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のスーツ規定違反については、日本のみならず海外からも抗議的な声が上がっています。
しかし、高梨沙羅選手を含めスキージャンプの選手は素晴らしい結果を届けてくれました。
今は、高梨沙羅選手の元気な姿を見れることを期待しています♪
最後までお読みいただき、有難うございました。